内観療法

内観療法とは、1960年代から日本の精神医療に導入された治療法で、パニック障害の他にうつ病、心身症、神経症、アルコール依存症、薬物依存症患者の治療に用いられます。

内観療法は、身近な人に対して・してもらったこと・して返したこと・迷惑をかけたこと の3つのテーマについて繰り返し思い出すことが基本とされています。これにより自分の存在価値を自覚し、身近な人への信頼を深めることで精神の安定を図ろうとするものです。


内観療法は集中内観と日常内観に分類されます。集中内観は、外界とのつながりを断ち切った部屋で屏風で囲み、1週間朝6時~夜9時まで、テーマについて内観していくという方法です。内観していくとは、年代順に身近な人に対する自分の・してもらったこと・して返したこと・迷惑をかけたこと について調べていくことを言います。


1~2時間おきに5分程度の身近な人との面接があり、最低限の質問や回答を行います。1日3回の食事は運ばれて、入浴やトイレ、就寝以外は静かに内観することになります。過去の記憶をよみがえらせることで、自己の姿を再発見し、心が開放されることで内観療法の効果を得ることができます。


集中内観で効果を得ることができたら、日常内観を実行します。通勤、通学、お昼、休憩等を利用して内観し、内観日記などをつけるとより効果的でしょう。

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