パニック障害の経過
1回限りのパニック発作をパニック障害とは言いません。何回かパニック発作を引き起こす症状をパニック障害と言います。パニック障害には段階があり、それを繰り返すことがパニック障害なのです。
①初めてのパニック発作...ある日突然めまい、呼吸困難、不安感や恐怖感などといった症状を複数(基本的には4つ以上)引き起こします。大抵の場合10分以内でピークに達し、30分以内
に治まります。
②症状に合った医療機関で検査を受けるのですが、まったく異常は確認されません。医師に対しての不信感も募る時期です。
③予期不安...1回パニック発作を経験すると、また発作が起きるのではと常に不安状態が続くことになります。原因もわからない状態で不安な毎日を過ごします。
④広場恐怖...予期不安が強くなり、公共交通機関やエレベーターなどの狭い場所、人がたくさん集まる映画館や劇場などを避けるようになります。家から一歩も出られなくなったりします。
⑤予期不安、広場恐怖にうつ病を合併してしまいます。
⑥数回の発作を経験し、パニック障害の診断を受けます。心療内科や精神科で受診することになります。
パニック障害を克服するには早期発見・早期治療、信頼できる医師、周囲の人たちの理解と協力です。できれば初めてのパニック発作でパニック障害であると確認でき、早期治療を試みることができれば、早期回復への近道につながることでしょう。