パニック障害を経験したAさん(30歳会社員男性)の例

Aさんは朝の通勤のため駅のホームで電車を待っていました。いつもと同じ朝を迎え、いつもどおり体調も悪くなく、いつもどおりの通勤電車に乗ろうとしていたのです。ところが、フッと意識が飛んだように感じた瞬間、フワッとしためまいが起こり、同時に心臓の鼓動が激しくなってその場にうずくまってしまったのです。

手足は震え、季節は初春であるにもかかわらず額や脇の下には汗が噴出してきたのです。


不安と恐怖で、その後どうなったか記憶になく、気づいた時には救急車の中でした。親切な乗客と駅員によって救急車に搬送されていたのです。病院では心電図、脳波、血液検査、尿検査を受けたのですが、全く異常がありませんでした。


2回目の発作は3日後の金曜日、最寄の駅を降りて開札を出たところで同じような発作に襲われたのです。1時間程度近くのベンチで休息をとり、その日は遅刻出勤したのですが、不安は募るばかりです。


精密検査の予約をし、普段どおり生活をしていたのですが、1週間に1~2回のペースで発作に襲われるようになっていたのです。ネットで症状を検索した結果、パニック障害ではないかという思いが頭をよぎるのですが...。


精密検査の結果、全く異常は確認されませんでした。その間にも発作を繰り返し、不安と恐怖で会社も休みがちになってしまったのです。内科の医師より心療内科を勧められ、診断結果はやはりパニック障害。それから3年、パニック障害の治療を続ける毎日です。

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